Make(旧:integromat)の紹介とアカウント登録の手順について

Make(旧:integromat)の紹介とアカウント登録の手順について

Makeとは

iPaaS(Integration Platform as a Service)の一つであるMake(旧称 Integromat)は、異なるアプリケーションやサービスをつなげて自動化するためのプラットフォームです。Makeを使うことで、APIを介してデータを連携させたり、ワークフローを自動化したりすることができます。

Makeの特徴

視覚的なワークフロー設計

ドラッグ&ドロップのインターフェースを使って、自動化シナリオを作成できます。

高度なデータ処理

条件分岐やループ、フィルターなどの柔軟なフローを構築できる機能が充実しています。JSONやAPIリクエスト、様々な関数を利用することもでき、他のiPaaSに比べて柔軟にシナリオを作成できます。

コストパフォーマンスが高い

他のiPaaSと比べて無料プランで実現できる事が多く、有料プランも低価格帯で多くの操作が可能な設定になっています。
導入においてもコストメリットが出しやすいと思います。

具体的なユースケース

例えば、以下のようなワークフローを構築できます。

  • Gmailに新しいお問い合わせが届いた際にSlackに通知を送る。
  • lineのメッセージに自動応答する。
  • 1日1回スプレッドシートに記載したポスト内容からXに自動投稿を行う。

など。

アカウント(フリープラン)登録手順

サインアップ画面にアクセス

https://www.make.com/en/register
名前、メールアドレス、パスワード、リージョン、国を選びます。
リージョンは(USとEUですが、お好みで)

メールアドレス認証

メールアドレスでサインアップを行う場合は認証が必要になります。
登録したメールアドレスの受信ボックスを開き、認証を完了させてください。

ログイン

メールアドレス認証が完了すると、改めてログイン画面が表示されますので、登録したメールアドレスとパスワードでログインします。

アンケートに回答

ロール、目的、経験、規模などに順に答えます。


すべてのアンケートに答え終わると、「Get Start」ボタンが表示され、登録が完了します。

ダッシュボードにログイン

「Get Start」ボタンをクリックすると、ダッシュボード画面が表示されます。
これで、Makeのアカウント登録は完了です。


画面右上の「Cteate a new scenario」からフローを作ります。

基本的なこと

オペレーションについて

Makeはフローを実行すると1モジュールにつき、1オペレーションを使用します。
例えば、以下のフローを1回実行すると3オペレーション使用します。


プランにより、月間で使用できるオペレーション数が決まっており、フリープランでは、月間1000オペレーションまで使用できます。
オペレーションが上限に到達すると、フローの実行が停止します。オペレーションの使用状況はダッシュボードで確認できます。

シナリオの最大実行時間

シナリオの最大実行時間はフリープランが5分。有料プランが40分です。
40分を超えるような処理を行いたい場合は、「1実行当たりの処理件数を制限する」、「シナリオを分割する」などの対応が必要になります。

アクティブにできるシナリオの数

シナリオは無制限で作成できますが、フリープランでアクティブにできるシナリオは2つまでです。
有料プランにアップグレードすると、アクティブにできるシナリオも無制限になります。

※その他のプランによる機能の違いは公式のプランページをご覧ください。

まとめ

Makeは、ノーコード/ローコードで柔軟な自動化を実現できるiPaaSツールです。
無料プランでシンプルなワークフローの作成からスタートでき、慣れてくると高度なワークフローを構築できるようになります。
Makeに用意された様々な関数や条件、フィルターを活用し高度なSaaS連携を実現することもできます。
iPaaSの中でも自由度が高く、非エンジニアはもちろんの事、エンジニアの要件にも応える事ができる魅力的なiPaaSです。

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