HubSpotへの顧客情報登録を自動化 (コンタクト・会社を自動登録)

HubSpotへの顧客情報登録を自動化 (コンタクト・会社を自動登録)

MakeとHubSpotを連携し、コンタクトと会社を自動追加する方法を解説します。
今回のシナリオでは、HubSpot側に会社が存在しない場合は会社を作成しコンタクトを追加。会社がすでに存在する場合は、既存の会社に紐付ける形でコンタクトを追加しています。

HubSpotに登録するサンプルのデータを作成

本来であれば、Webhookやメールで受け取った値を登録する流れになると思いますが、今回はHubSpotとの連携を中心に解説するため、「Parse JSON」モジュールでjsonデータを作成し、フローを開始します。


実行すると以下の形式でデータを出力します。

HubSpotに同一の会社が存在するかを確認する

HubSpotはコンタクトを登録する際に指定した”WebSiteURL”のドメイン名が一致する会社を自動的に紐付けるようになっています。
今回は、コンタクトを登録する前に、同じドメインを持つ会社が存在するか確認し、存在しなければ、コンタクトの登録前に会社を登録するようにシナリオを構築します。

「Search for Companies」モジュールを追加し、jsonから受け取ったwebsiteのURLで検索するように設定します。


現在私のHubSpotには、「https://example.com」のWebサイトURLを持つ会社が登録されていないため、
実行すると、Total number of bundlesが0で出力されています。(検索結果が0件でしたという事です。)

会社が存在しない場合は、会社を登録するフローを追加

Routerを追加します。


1stのルートに「Create a Company」モジュールを追加します。
この時、itemにCompany nameと、Website URLを指定し、jsonから受け取った値をそれぞれ参照します。


さらに、1stのルートにフィルターを設定します。
手前の「Search for Companies」モジュールで取得したTotal number of bundlesの値が0であれば、このルートを処理するように設定しています。
このように設定しておくことで、会社が存在しなかった場合のみ、会社を追加するモジュールを実行させる事ができます。

コンタクトを登録するフローを追加

2ndのルートに「Create a Contact」モジュールを追加します。
この時に必ず、Website URLを指定するように設定して下さい。

実際に実行してみる

「Run once」で実行してみると、最初は会社が存在しないため、1stのルートを通過し、会社を作成した後に、2ndのルートを通過しコンタクトを作成している事が確認できます。


HubSpot側を確認してみると、会社、コンタクト共に正常に追加されている事が確認できます。



コンタクトの詳細画面を確認すると、作成した会社に紐付いている事が確認できます。


jsonの内容を以下のように変更し、もう一度「Run once」で実行してみます。


今回はすでに会社が存在しているため、1stのルートは通過せず、2ndルートのコンタクト作成のみを実行している事が確認できます。


HubSpot側を確認してみると、会社は追加されず、コンタクトのみ追加されている事が確認できます。



今回追加したコンタクト、田中さんも株式会社サンプルに紐付いている事が確認できます。

HubSpotを利用されている方は、メールやAPIからのデータ入力が自動化できますので、是非試して見て下さい。

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