kintoneとのSaaS連携はMakeで実現 | iPaaSを使ったkintoneのSaaS連携事例

kintoneとのSaaS連携はMakeで実現 | iPaaSを使ったkintoneのSaaS連携事例

kintoneとは

kintoneは、サイボウズ株式会社が提供する業務改善プラットフォームです。ノーコード/ローコードでアプリを構築し、業務プロセスを効率化することが可能です。直感的なインターフェースで操作できるため、専門的なITスキルがなくても運用が始められます。

https://kintone.cybozu.co.jp/
また、kintoneは拡張性が高く、他のツールやサービスと連携させることでさらなる業務効率化を実現できます。この連携が、日々進化するSaaS(Software as a Service)との親和性を高め、企業のデジタル化を後押ししています。

SaaS連携が必要になるシーン

企業が業務を効率化するためには、複数のSaaSを組み合わせて利用することが一般的です。例えば、以下のようなシーンでSaaS連携が求められます:

  • 営業管理: kintoneで顧客データを管理し、CRMツールやメール配信ツールと連携することで効率的な営業活動を実現。
  • 勤怠管理: kintoneのデータを勤怠管理システムと統合し、リアルタイムな勤怠状況の確認や給与計算の自動化を可能に。
  • カスタマーサポート: kintoneに蓄積された顧客データをサポートツールと連携し、迅速な対応を実現。

これらのシーンでは、手動によるデータ連携や重複入力を避けるために、SaaS間のスムーズな連携が求められます。

MakeでSaaS連携を行うメリット

Make(旧Integromat)は、iPaaS(Integration Platform as a Service)の一種で、異なるSaaS間のデータ連携を容易に行えるプラットフォームです。Makeを使用することで得られる主なメリットを以下に挙げます。

  • ノーコードでの構築: kintone同様に専門知識がなくても直感的なドラッグ&ドロップ操作でワークフローを構築可能。
  • 柔軟なカスタマイズ: 各SaaSのAPIを活用し、複雑な業務プロセスにも対応。
  • コスト削減: 従来のカスタム開発に比べて、初期投資や運用コストを抑えられる。
  • リアルタイム同期: Webhookなどを活用したデータの自動同期により、タイムリーな業務処理を実現。

kintoneと他のSaaSとの連携はもちろん、Makeを使用してkintone内のデータを操作することもできます。kintoneで行っている業務の効率化をさらに加速させることができます。

Makeを使用した具体的なSaaS連携事例

Google スプレッドシートとの連携

営業チームが利用するGoogleスプレッドシートのデータをkintoneと同期。新規の商談情報がkintoneに追加されるたびに、自動的にスプレッドシートに反映される仕組みを構築。これにより、重複入力の手間を削減し、リアルタイムな情報共有を実現。

Slackとの通知連携

kintoneで特定の条件に合致するデータが更新された際に、Slackに通知を送信。例えば、新しい顧客が登録された場合に営業チームのチャネルに自動通知を行うことで、迅速なフォローアップが可能に。

Mailchimpとのマーケティング連携

kintoneの顧客データをMailchimpに自動で同期し、ターゲットリストを作成。これにより、メールマーケティングのパーソナライズ化を促進し、キャンペーン効果を向上。

まとめ

kintoneとSaaSを連携することで、業務の効率化やデータ活用の幅が広がります。特にMakeを活用すれば、ノーコードで柔軟かつ迅速に連携を実現可能です。

本記事で紹介したように、GoogleスプレッドシートやSlack、Mailchimpなどのツールとの統合はその一例に過ぎません。他にもさまざまなSaaSとkintoneを連携させることで、業務のデジタル化と効率化を一層推進できます。

kintoneを最大限に活用したい企業にとって、iPaaSであるMakeの導入は非常に有用な選択肢となるでしょう。

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