SaaSインテグレーションとは。具体的な手段と考慮すべき点について解説

SaaSインテグレーションとは。具体的な手段と考慮すべき点について解説

SaaSインテグレーションとは

SaaSインテグレーションとは、複数のSaaSツールを連携させることで、個別に利用していたサービスを結びつけることを目的としています。これにより、情報の自動化やプロセスのリアルタイム性、データの一元化などが実現できます。
SaaSの利用が一層拡大している現代において、その利便性を最大限に活かすためにも、ツール間のシームレスな連携は必須と言えます。

SaaSインテグレーションを実現する具体的な手段のご紹介

ここでは、SaaSインテグレーションを実現するための主な手段をご紹介します。

APIを利用した連携

APIは、アプリケーション・プログラミング・インターフェースの略で、サービスを連携するための共通の言語です。SaaSの多くは、APIを提供しており、これを利用することでデータの自動利用が可能になります。

iPaaSの活用

iPaaSは「Integration Platform as a Service」の略で、複数のサービスを簡単に統合できるプラットフォームを提供します。プログラミングの知識がない方でも、ノーコードのインターフェースでデータ連携ワークフローを作成できるため敷居が低く、効率的な連携が可能です。

RPAの活用

RPAは「Robotic Process Automation」の略で、ユーザが行っている操作を自動化する技術です。これまで手作業で行っていたCSVファイルのダウンロード・アップロード作業などをロボットで自動化できます。APIの有無に関わらずサービス間連携を実現できます。

SaaSインテグレーションを進める上で考慮すべきポイント

SaaSインテグレーションを実現する際に考慮すべきポイントをいくつかご紹介します。

セキュリティ

データの連携にはセキュリティが重要です。システム間の通信が汚染や漏洩しないよう、適切なエンクリプションが実装されているかどうかを確認する必要があります。

解決したい問題の明確化

なぜ連携が必要なのか、どのような問題を解決したいのかを明確にしておきましょう。例えば、情報の一元化が目的なのか、もしくはプロセスの自動化が主な目的なのかにより、選択するツールや方法が変わります。

コストと利益の調和

インテグレーションを実現するためのコストと、実現後の利益を比較し、投資対效を考えることが大切です。これにより、余計なコストを回避することができます。

まとめ

SaaSインテグレーションは、ビジネスの効率化と效率向上に大きく貢献する手段です。API、iPaaS、RPAなどの技術を駆使しながら、重要な点を意識した実装が必要です。これらを適切に馴染させることで、ビジネスを一歩先に進めることが可能になります。

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